Chaetodon nippon (Steindachner & Döderlein, 1883)
冷たい海に適応したチョウチョウウオ
全長15cmのチョウチョウウオの仲間です。学名に日本と付きますが、日本固有種ではなく、本州、朝鮮半島、台湾、中国南東部にかけて沿岸部に分布しています。頭部が白粉をつけたような白色であることが名前の由来です。
チョウチョウウオは熱帯域に生息するイメージが強いですが、低水温にも強いため、チョウチョウウオやチョウハンをはじめ温帯域に適応した種が存在します。中でも本種は生息数が温帯に多く、本州でも繁殖する種です。
学名記載者のひとり、ルートヴィヒ・デーデルラインはドイツの生物学者です。わずか2年間の滞日期間に様々な生物を採集し、学会で発表することで日本に生息する様々な生物を紹介しました。本種以外にも特異な深海生物であるオオグソクムシ、ラブカなど日本で収集した標本をきっかけに新種として記載された種があります。

参考文献
“Chaetodon nippon Steindachner & Döderlein, 1883 Japanese butterflyfish” FishBase. 2025年2月2日閲覧
YAHOO!きっず動物図鑑 | チョウチョウウオ 2025年2月2日閲覧
サカナト | 記事 | チョウチョウウオ科の魚は飼育が難しい 2025年2月2日閲覧