必死に卵を守る雄

体長10 – 20cm。インド洋、中・西部太平洋の熱帯域に分布するスズメダイの仲間です。珊瑚礁域や岩礁域の斜面に生息します。日本では琉球列島で見られます。レモンイエローの鮮やかな体色が際立っており、アクアリウムでも人気の魚です。

ヤマブキスズメダイは一夫多妻制ですが、雄は繁殖に献身的です。雌はムチカラマツなどの死んだ珊瑚の枝部分を産卵床として卵を産みつけます。そして産卵した卵を守るのは雄の役目です。自分よも大きな生き物が現れると必死で攻撃を仕掛けてきて追い払います。また時折ヒレを使い卵に新鮮な海水を吹きかけたり、死んでしまった卵を取り除いたして孵化するまで卵を育てているのです。

山吹のように鮮やかな黄色のヤマブキスズメダイ

参考文献

WEB魚図鑑 | ヤマブキスズメダイ 2024年12月15日閲覧

Scuba Monsters | ヤマブキスズメダイの一生!~せいぶつ部~ | (2018年3月14日) 2024年12月15日閲覧

海と島の雑貨屋さん | Fishes of Minna Island 〜水納島の魚たち〜 | ヤマブキスズメダイ 2024年12月15日閲覧

サカナト | オスの魚による献身的な子育て <アゴアマダイ科>と<スズメダイ科>の卵の守り方 | (2024年6月26日) 2024年12月15日閲覧


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