Holacanthus ciliaris (Linnaeus, 1758)
海洋エンゼルフィッシュの女王
全長は最大45cm。メキシコ湾岸、フロリダ、バハマ諸島からブラジルにかけて西大西洋の亜熱帯域に分布しており、主にサンゴ礁や岩礁の底に近くに生息しています。クイーンの名前は頭部に王冠のような模様が入ることから名付けられました。コバルトブルーと黄色の体色の鮮やかさはクイーンの称号に相応しく気品に満ちています。ちなみに和名にはホクロヤッコという庶民的な名前が与えられています。
幼魚の頃は近縁のブルーエンゼルフィッシュと似てます。見分け方は、尻ビレ後端が青く、胴部の白い縦縞が湾曲しているのがクイーン、尻ビレ後端が黄色く、白い縦縞がまっ直ぐなのがブルーです。成魚となると頭の王冠のあるなしで区別がつきます。ちなみにクイーンとブルーのハイブリッドはタウンゼントエンゼルと呼ばれ、観賞魚として流通しています。自然環境におけるクイーンエンゼルフィッシュは一年中ペアで見かけることが多く、おそらく長期的な一夫一婦制の絆を築いていると考えられます。

参考文献
“Holacanthus ciliaris (Linnaeus, 1758) Queen angelfish” FishBase. 2025年2月1日閲覧
“Holacanthus ciliaris” Discover Fish, Florida Museum. 2025年2月1日閲覧
東京ズーネット | ニュース | 体の模様が違う理由は? | (2022年5月20日) 2025年2月1日閲覧
海水魚の飼育法 | クイーンエンゼルとブルーエンゼルの違い 2025年2月1日閲覧