20世紀に存在が認められた希少なカバ
アフリカギニア湾に面するギニア、コートジボワール、シエラレオネ、リベリア に生息します。体長150 – 175cm、肩高75 – 100cm、体重180 – 275kg。大型のカバに比べて10分の1の重さです。 小型で丸みを帯びた頭部は大型のカバよりも原始的な特徴を残した種です。
19世紀からその存在は知られていましたが、頭骨を見た学者は奇形だと見なし、カバの小型種の存在を認めていませんでした。しかし1913年に生きた個体の捕獲に成功して初めて存在が認められました。 水中よりも陸で暮らすことが多く、夜行性で夜に活動し、草、地下茎、木の葉(落ち葉を含む)、果実などを食べます。
絶滅危惧種で生息数推定2000頭と考えられています。寿命は15-20年ですが。動物園などの管理された環境下での飼育では42年から55年とかなり寿命が伸びます。比較的飼育のしやすい動物と言えます。
参考文献
Elephant Talk | ペットコラム | No.171 コビトカバ – おもしろ哺乳動物大百科 116 偶蹄目(クジラ偶蹄目)カバ科 | 2015年9月1日 2024年8月31日閲覧
ウォーカーズプラス | 謎に包まれたミニカバの生態に迫る。野生でほとんど出会えず、むしろ動物園でしか会えないかも?【会えなくなるかもしれない生き物図鑑】 | 2022年6月30日 2024年8月31日閲覧
Pygmy Hippopotamus Choeropsis liberiensis Morton, 1844. INTERNATIONAL STUDBOOK for the year 2012. BASEL ZOO 2024年8月31日閲覧