他のクマノミとはルームシェアも可能です

全長 10cm程度の小型のクマノミです。奄美大島以南の西部太平洋に分布します。サンゴ礁の浅い海域に生息し、主にシライトイソギンチャク、センジュイソギンチャクと共生しますが、触手の長いイソギンチャクと相性が良いようです。桃色の体色で眼の後ろと、頭部から背中にかけて白いラインを持ちます。

同じイソギンチャクの宿主として競合するクマノミ(Amphiprion clarkii)とは共存することが知られています。つまりルームシェアをするということです。クマノミは2つ以上のイソギンチャクを利用することが多いのですが、ハナビラクマノミは1つのイソギンチャクに定住する傾向が強く、性格的には臆病でイソギンチャクに対する依存度が高いようです。

ハナビラクマノミは桃のような体色
ハナビラクマノミはサンゴ礁に生息します
とぼけた顔のハナビラクマノミ

参考文献

Field Guide to Anemone Fshes and Their Host Sea Anemones. Western Australian Museum. (1992) 2024年7月15日閲覧

みずものコム | 特集記事 | クマノミとイソギンチャクの相性チャート クマノミにまつわるエトセトラ | (2013年6月2日) 2024年7月15日閲覧

WWFジャパン | スタッフブログ | クマノミとイソギンチャクの共生 | (2020年8月6日) 2024年7月15日閲覧

Hattori, A. Coexistence of two anemonefishes, Amphiprion clarkii and A. perideraion, which utilize the same host sea anemone. Environ Biol Fish 42, 345–353 (1995). https://doi.org/10.1007/BF00001464 2024年8月14日閲覧


PAGE TOP