オレンジフィンクマノミ Orange-fin anemonefish


隈取りが美しいのが名前の由来

カクレクマノミに似ていますが、体色は黒く、体長は平均で12cmとやや大きいです。オーストラリア、ニューギニアからマーシャル諸島およびツアモツ諸島までの西太平洋のサンゴ礁に生息します。

他のクマノミと同様にイソギンチャクと共生関係を形成し、宿主イソギンチャクの刺すような触手の影響を受けない魚です。イソギンチャクはクマノミを外敵から守るだけでなく、イソギンチャクの食事から出る残骸や時折死んだイソギンチャクの触手を介して食物を提供します。その代わりに、クマノミはイソギンチャクを捕食者や寄生虫から守ります。

英名のAnemonefishとは、イソギンチャクがSea Anemoneと呼ばれることから名付けられました。ちなみに日本名のクマノミは漢字で「隈の美」となり、縞模様が歌舞伎の隈取のように見えることから名付けられたと言われています。

オレンジフィンクマノミ

参考文献

WEB魚図鑑 | オレンジフィンアネモネフィッシュ 2024年9月15日閲覧

McGrouther, Mark (2021, Aplil 7). Orange-fin Anemonefish, Amphiprion chrysopterus (Cuvier, 1830). AUSTRALIAN MUSEUM. 2024年9月15日閲覧

姫路市立水族館のブログ 飼育係の日々 | 隈取りのある魚 | (2023年5月18日) 2024年9月15日閲覧


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