Enoplosus armatus (J. White, 1790)
5000万年前も歯ぎしりをしていた?
全長25cm。オーストラリア南部沿岸のみに生息する固有種です。当初はチョウチョウウオ科に分類されていましたが、現在では本種のみでエノプロスス科を形成します。
銀と黒のゼブラ縞模様と長いヒレはエンゼルフィッシュにも似ていますが、こちらは海洋魚です。2つの目立つ背びれが特徴的で2番目の背びれは特に長く、鎌状です。背びれには棘がありますが、毒はありません。このように独特の形状を持ちますが、実は5000万年前から姿形が変わっていません。1836年、スイスの生物・地質学者ルイ・アガシーが発見した近縁種(Enoplosus pygopterus)の化石を発見し、形態や模様が本種とかなり似ていることがわかったからです。
さて、オールドワイフ(老婆)と言う名前の由来ですが、捕まった後に歯ぎしりして発する音に言及して、軽蔑的な名前が付けられてしまいました。ちなみに種小名は背鰭の棘を指すラテン語のarmatus(=鋭い棘で武装)に由来しています。

参考文献
東京ズーネット | どうぶつ図鑑 | オールドワイフ 2025年1月19日閲覧
かぎけんWEB | オールドワイフ 2025年1月19日閲覧
McGrouther, Mark (2021, April 7) “Old Wife, Enoplosus armatus (White, 1790)” Australian Museum. 2025年1月19日閲覧
Animalia | Fish | Old wife 2025年1月19日閲覧
“Old Wife, Enoplosus armatus (White 1790)” Fishes of Australia, Museums Victoria. 2025年1月19日閲覧