Chromis fieldi (Randall & DiBattista, 2013)
産地で違うチョコレートディップ
体長7cm。西インド洋に分布するスズメダイの仲間で、ラグーンや浅瀬のサンゴ礁に生息しています。食性は雑食で、さまざまなプランクトン生物や藻類を食べます。普段は単独又は5匹前後の群れで生活しており、攻撃的ではなく比較的穏やかな性格です。見た目は溶かしたチョコレートに浸したかのような体色で体の前半部が茶色がかった黒色、後半部が白色のツートーンカラーです。
さてチョコレートディップクロミスは見た目そっくりな2種の仲間がいます。西太平洋グレートバリアリーフ等にに分布するChromis iomelas(ハーフアンドハーフクロミス)と紅海固有種であるChromis dimidiata (レッドシーハーフアンドハーフクロミス)です。C.fieldiの背鰭軟条棘の数が12本であるのに対しC.iomelasやC.dimidiata は13または14本あります。C.fieldiのツートンカラーの境界線は尾鰭側にあり、湾曲して背鰭側がぼやけていますが、C.iomelasとC. dimidiataの境界線は体の中央あたりにあり、直線的でくっきりと色が分かれています。インド洋産である本種C.fieldiと紅海固有種C.dimidiataはかつては同種とされていましたが、2013年にインド洋産が別種として確認されました。また、観賞魚としてアクアリウムで取引される本種の多くはモルディブ産です。

参考文献
“The Chocolatedip Chromis” Blue Ocean Dive Centers & Resorts. 2025年3月29日閲覧
“Chromis dimidiata” Reef App. 2025年3月29日閲覧
南国 Diving World | チョコレートディップクロミス 2025年3月29日閲覧
“Chocolate Dip Damselfish – Facts and Photographs” Seaunseen. 2025年3月29日閲覧
“Two-tone Puller, Pycnochromis fieldi (Randall & DiBattista 2013)” Fishes of Australia. 2025年3月29日閲覧
“Indian Ocean Chromis fieldi separated from Red Sea C. dimidiata” Reaf Builders. 2025年3月29日閲覧