ルビー色を際立たせる方法
スリランカ固有のコイ科の魚で、生息域はケラニ川とニルワラ川の上流域に限定されます。標高300 – 1000mほどの丘地にある熱帯雨林の小川が彼らの住処で、小川は森林に遮られ日陰となっており、水温は比較的涼しく、pHはわずかに酸性で透明度が高い水質です。
幼体は灰色の体色に黒い横縞が入りますが、雄は成熟するにつれて体色が濃いルビーレッドに変化します。
近年は野生種は森林破壊と観賞魚としての過剰な乱獲により個体数が激減しています。現在スリランカからの野生捕獲種の輸出は禁止されており、観賞魚として取引されるすべての個体は、スリランカ国内外で商業的に繁殖、飼育された個体です。
基本的に群れで生活するため、飼育する際は少なくとも6〜10匹必要です。そうすることで魚が神経質になりにくくなるだけでなく、オスは同種のライバルの存在下でより良いルビー色を発色させることができます。
参考文献
“Black Ruby Barb” Maidenhead Aquatics 2024年12月15日閲覧
“Pethia nigrofasciata (GÜNTHER, 1868) Black Ruby Barb” Seriously Fish. 2024年12月15日閲覧
熱帯魚図鑑 | ブラックルビー|飼育方法(飼い方・エサ・水温・混泳などについて) 2024年12月15日閲覧