Pomacanthus annularis (Bloch, 1787)
青い天使の輪
体長40cm。インド西太平洋のアフリカの東海岸からインドネシアとニューギニア全域、ニューカレドニアまで分布していますが、日本やオーストラリア海域には生息していません。
オリーブ色の体色に斜めに湾曲したネオンブルーの帯が入ります。頭部にはさらに2本の帯、そして英名の由来にもなっているリング斑が鰓蓋の上に入ります。ちなみに種小名annularisも「輪付き」を意味しています。
和名は家紋の種類の1つ「輪貫(わぬき)」からきています。家紋が由来の名前は珍しく、奴(やっこ)の名前と相まって古風な雰囲気を醸し出しています。逆に魚が家紋になっている例はと言うと、これも少ないのですが鯉や鯛、鯱などがあります。

参考文献
アットプーケット | アンダマン海の生物たち | ワヌケヤッコ 2025年4月13日閲覧
僕のおび釣り日誌 | 魚まめ知識94 | 魚の紋章 2025年4月13日閲覧
きものと悉皆 みなぎ | 家紋図鑑 | 鯉(こい) 2025年4月13日閲覧
きものと悉皆 みなぎ | 家紋図鑑 | 鯱(しゃち) 2025年4月13日閲覧
家紋のいろは | 学校 | 丸に鯛の鯛 2025年4月13日閲覧