Chrysiptera rollandi (Whitley, 1961)
将来的に種が分かれる?小型のスズメダイ
体長7cm。インド太平洋の熱帯域に分布するスズメダイです。ラグーンやサンゴ礁、またはサンゴの瓦礫が転がる場所に生息しています。動物性プランクトンを餌にしていますが、オニヒトデの幼体も食することが知られています。
スズメダイの中では小柄なほうで、体の前半部は濃紺又は茶色の暗色、後半部は白色やクリーム色のグラデーションです。また幼体時には頭部にネオンブルーのリング模様が入ります。
近年の遺伝子研究によると本種はいくつかの異なる亜種が存在しており、将来的に主として分裂する可能性が高いことが示されています。現在わかっている亜種は地域別にアンダマン海、インド・オーストラリア諸島、ニューカレドニア・南珊瑚海に分かれます。

参考文献
アットプーケット | アンダマン海の生物たち | ローランドダムゼル | (2020年8月1日) 2025年4月13日閲覧
“Chrysiptera rollandi (Whitley, 1961) Rolland’s demoiselle” Fishbase. 2025年4月13日閲覧