Fratercula cirrhata (Pallas, 1769)

クチバシが剥がれる?その理由とは

全長39cm。北太平洋に広く分布しており、生息数は350万羽以上と言われています。日本では北海道東の島々で繁殖していましたが、1970 年代に入って激減しており、現在は根室市の沖合に位置する無人島であるユルリ島とモユルリ島のみで繁殖しており、保護活動が続けられています。

橙色の脚部、黒色の体に、顔は半分ほど白色で後頭部に黄色い飾り羽があります。そして最も特徴的なのは橙色のクチバシです。エトピリカという不思議な響きを持つ名前は、アイヌ語が由来で「クチバシ(etu)が美しい(pirka)」という意味です。美しいクチバシは繁殖期にディスプレーの役目を果たしますが、クチバシの乳白色の鞘部分は繁殖期が終わると取れてしまいます。この部分は角質でできており、鞘が落ちるのは他にツノメドリなどのウミスズメ科の鳥のいくつかや、ペリカン類、ペンギン類の一部などで見られます。例えばオウサマペンギンは下嘴の黄色い部分が取れます。

エトピリカは繁殖期が終わると、冬羽に生え変わり、顔の白い部分まで黒くなり、クチバシや脚の橙色は鮮やかさを失い目立たないようになります。

葛西臨海水族園のエトピリカ
羽繕いをするエトピリカ
陸上でくつろぐエトピリカ

参考文献

環境省 | 保護増殖事業 | エトピリカ保護増殖事業 2025年1月19日閲覧

サントリーの愛鳥活動 | 日本と鳥百科 | エトピリカ 2025年1月19日閲覧

山階鳥類研究所 | 広報ブログ | エトピリカのくちばしの装飾は外れるのです | (2012年2月22日) 2025年1月19日閲覧

東京ズーネット | ニュース | エトピリカの鞘 | (2009年5月1日) 2025年1月19日閲覧

海響館 | 海響館の生き物紹介 | ここもきれいになります!-キングペンギン- 2025年1月19日閲覧


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