Colossoma macropomum (Cuvier, 1816)
ピラニアに紛れる幼魚
南米アマゾン川水系に生息する大型の淡水魚で体長は50cm、最大で100cmにもなります。背部は淡灰色で腹部が暗色の体色で、寝ぼけたような眼が特徴です。
幼魚の頃はピラニアナッテリーに似ておりで暗色で腹部が赤く、銀色のラメような模様までそっくりです。このように擬態することで共食いを避けるピラニアによる捕食を免れていると考えられます。コロソマは草食性よりの雑食で、川に落ちた木の実などを食べるため臼歯が発達しています。アメリカ合衆国やプエルトリコ、タイ、インドネシアでは食用に導入された個体が繁殖して全土に広がっています。実際はなんでも口にする魚で味も良いことから釣りの対象となっています。

参考文献
BE-PAL | 南米でもっともうまい淡水魚! 種子を運ぶコロソマの炭火焼きは寒ブリ級の絶品だ | (2024年11月7日) 2025年5月4日閲覧
釣りに行ってきます。 | コロソマという魚について | (2021年8月15日) 2025年5月4日閲覧
Brejão, G.L. 2024. Colossoma macropomum. The IUCN Red List of Threatened Species 2024: e.T49830760A85567354. 2025年5月4日閲覧