Epinephelus lanceolatus (Bloch, 1790)
巨大なハタの養殖化
ハタ科最大種であり、成魚は体長1.8mで、最大で体長2.7m、体重400kgに達します。体色は灰褐色から暗色で、黄色と黒色斑がありますが、幼魚が成魚になる過程で不明瞭になります。紅海からハワイ諸島までインド洋や西太平洋の熱帯域に広く分布しており、大型の魚ですが沿岸の岩礁域やサンゴ礁域の比較的浅いところでも暮らしています。
2011年には近畿大学水産研究所が同じハタ科のクエと人工的に交雑させることに成功しており、その後「クエタマ」の名前で養殖され、市場に出ています。クエタマはクエの4倍のスピードで成長し、味はクエと変わらないそうです。2023年には養殖場から脱走した個体が鹿児島湾で相次ぎ目撃されたことでニュースとなりました。
また、タマカイは幼魚の頃はメスとして成熟し、成魚になると性転換によってオスとして成熟する雌雄同体の魚です。オスになるためには5年を費やすので養殖での繁殖のために、早い段階でオス化させることを目的とした研究も進められています。

参考文献
「絶滅危惧種タマカイの採卵と人工ふ化に成功! 奄美海域では初の成果 安定採卵と種苗生産・完全養殖技術の確立をめざす」ニュースリリース (2024年9月10日), 近畿大学 2025年2月16日閲覧
WEB魚図鑑 | タマカイ 2025年2月16日閲覧
南日本新聞デジタル | 鹿児島のニュース | いないはずの人工交雑魚「クエタマ」が鹿児島湾で相次ぎ目撃 養殖場から逃げた? 生態系への影響危惧 | (2023年1月31日) 2025年2月16日閲覧
TSURINEWS | 鹿児島で人工巨大魚『クエタマ』が増殖中 「美味しいからOK」とはいかないワケ | (2023年4月7日) 2025年2月16日閲覧
サカナト | 雌雄同体の巨大魚<タマカイ> その生態や日本での研究成果とは? | (2024年3月24日) 2025年2月16日閲覧