サバンナを駆ける最速哺乳類
頭胴長(体長)110 – 150cm、尾長60 – 90cm、肩高67 – 94cm、体重35 – 72kg。サハラ砂漠以南の熱帯雨林地帯を除くアフリカ、イラン北部に分布します。
世界最速の哺乳類で、時速100kmを超えるスピードで猛ダッシュして獲物を追いますが、最高速度を維持できるのは200~300mです。狩りの成功率は約50%で、アフリカの他の大型ネコ科のライオンやヒョウよりも高い成功率です。チーターの狩りは夜明けから夕暮れまで行われます。夜間に狩りをすることがない理由として、嗅覚よりも視覚に頼っているためで、もうひとつはライオンのような夜行性の捕食者を避けるためだと考えられます。
チーターは4つの亜種に分類されますが、唯一アジアに生息するのがアジアチーターです。今ではイラン北部にのみ生息していますが、かつてはアラビア半島からインドにかけて生息していました。イランに生息する個体群もわずか数十頭を残すのみで、イランは個体を保護し繁殖に取り組んでいます。
参考文献
エレファント・トーク | おもしろ哺乳動物大百科 | No.156 チーター – おもしろ哺乳動物大百科 102 食肉目 ネコ科 | (2014年5月29日) 2024年7月28日閲覧
AFP BB News | ニュース | イラン生息のアジアチーター、わずか12頭に | (2022年1月10日) 2024年7月28日閲覧
Cheetah Conservation Fund Japan | チータについて 2024年7月28日閲覧