夫婦で作る巨大なマイホーム

全長58cm。サハラ砂漠以南のアフリカ、アラビア半島南西部、マダガスカルに生息します。真っすぐに伸びた嘴と後頭部の羽毛が鐘を鳴らす木槌のように見えることから、「撞木鳥」の和名がつけられました。「シュモクザメ」も同じ名前の由来です。ちなみに英名である「Hamerkop」もハンマーヘッドと言う意味です。

草原や水辺などに生息します。水辺の木の上やがけに、1ヶ月以上かけて大量の枝や水草などを材料にした大きなドーム状の巣をつくります。 巣は高さと直径が最大で各2m、重さが100kgほどにもなり、雨もりのしない屋根と、泥でぬりかためた小さな入り口がついています。8,000本もの枝を使いオスとメスで共同で作り上げた巣は卵やヒナを守り、自分たちも寝泊まりするためのマイホームです。

横向きのシュモクドリ

参考文献

東京ズーネット | ニュース | 人が入っても大丈夫!? シュモクドリの巨大な巣 | (2019年7月27日) 2024年8月18日閲覧

Hamerkop. Animal of the week. South African National Biodiversity Institute (SANBI)  2024年8月18日閲覧


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