Odontanthias borbonius (Valenciennes, 1828)
深場に暮らす艶やかなハナダイ
体長13cm。インド西太平洋の熱帯域に分布しており、日本では伊豆半島以南に生息しています。水深100 – 300mの岩礁で動物性プランクトンを餌として暮らしています。深場にいることからダイビングでも目にすることの少ない種ですが、桃色の体色に黄褐色の斑点が入る見た目は美しく、高価な観賞魚としても流通しています。食用とされることはありません。
かつてはバラハナダイ属 Holanthiasに属していましたが、研究の結果、2006年にイッテンサクラダイ属 Odontanthiasに再分類されています。他のハナダイの仲間と同様に雌性先熟型雌雄同体魚で、 メスの中から一番大きな個体がオスに性転換します。
参考文献
Bray, D.J. 2024, Odontanthias borbonius in Fishes of Australia. 2025年4月13日閲覧
“Odontanthias borbonius (Valenciennes, 1828) Checked swallowtail”Fishbase. 2025年4月13日閲覧