好奇心旺盛で厄介なオウム
体長約50cm、体重約800g。オーストラリアのオウムの中でも広く分布している大型のオウムの一種です。ペットとして人気ですが、オーストラリアの穀倉地帯では数が増えすぎ、害鳥とされています。しかし保護対象であるために許可なく駆除はできません。
後ろに跳ね上がった黄色い冠羽が特徴的で、生まれつき好奇心が強く、有機物なら何でもかじりつきます。また鳴き声は騒々しく、生息している森林では遠くまで声が届きます。
日本ではオウムの仲間を「バタン(巴旦)」と呼んでいました。それは江戸時代に輸入されたオウムの多くがスマトラ島のパダンやジャワ島のバンタムから出荷されたことに由来すると考えられています。
参考文献
夢見ヶ崎動物園 | 動物紹介 | コバタン 2024年9月11日閲覧
Gigazine | オウムが「ゴミ箱のフタを開ける」という行為を急速に学んでいるという報告 | (2021年7月26日) 2024年9月11日閲覧
Newsweek日本版 | 空飛ぶギャング、怪鳥のごとき破壊鳥 ―迷惑だけど、憎めない野生の隣人たち:鳥編 | 平野 美紀 (2022年4月4日) 2024年9月11日閲覧