Scatophagus argus (Linnaeus, 1766)
100の目を持つ巨人の名を冠した魚
体長25cm。インド太平洋の温帯、熱帯域に分布しており、日本では和歌山県以南で見られ、河口や湾内の汽水域に生息します。
体が平たい円盤状の体型で、多数の黒い斑点が散在することが和名の由来です。また種小名のアルガスargusとはギリシャ神話に登場する100の目を持つという巨人アルゴスのことです。ちなみに属名のスキャットファーガスScatophagusとは糞食という意味で、雑食性で何でも食べることから名付けられたと考えられます。
背びれ、腹びれ、尻びれには毒腺が備わる短いとげがあるので扱いに難があり、食用としてはあまり流通していませんが、模様の美しさから水族館で飼育されることがあり、漢方薬としても利用されています。

参考文献
“Family SCATOPHAGIDAE Scats” The ETYFish Project. 2025年3月16日閲覧
朝日新聞デジタル | 連載:ネイチャーフォト | 変わった名前の生き物続編:4 | (2022年7月28日) 2025年3月16日閲覧
四万十川財団 | データ | 四万十川の魚 85 クロホシマンジュウダイ | (2020年6月22日) 2025年3月16日閲覧