Apogon notatus (Houttuyn, 1782)
黒星や念仏?されど美しい海の金魚
全長10cm。本州中部以南、台湾、フィリピン等、北西太平洋温帯〜熱帯域に分布します。体色は赤みを帯びた淡色で頭部には目を通る黒色縦帯があります。また後頭部に黒色班が入ることで、よく似たネンブツダイと区別することができます。この黒色斑が名前の由来になっています。
テンジクダイ科は350種以上の種が知られていて、そのほとんどが夜行性であり、オスが受精卵を孵化するまで口に咥えて保護する口内保育(マウスブルーディング)を行うことで知られています。マンジュウイシモチ属など、観賞魚として流通する種も比較的多く、本種もその一つです。薄い赤が美しく、釣り人からはキンギョという愛称で呼ばれることもあります。

参考文献
いおワールドかごしま水族館 | 水族図鑑 | クロホシイシモチ 2025年4月27日閲覧
海水魚ラボ | 海水魚図鑑 | ネンブツダイの飼育方法~近縁種クロホシイシモチとの見分け方も紹介 | (2018年11月10日) 2025年4月27日閲覧
釣絶!魚ゲノム | クロホシイシモチ 2025年4月27日閲覧