Lethrinus nebulosus (Forsskål, 1775)
高級魚にふさわしい風格
体長90cm 。大型のフエフキダイの仲間で、インド太平洋に広く分布しており、日本では千葉県以南に生息しています。肉食性であり、小さな魚、貝類、甲殻類、ウニなどの底性生物を食べます。熱帯〜亜熱帯域では重要な食用魚として流通しています。沖縄ではタマンという名で呼ばれており、大型で上質な白身魚として高級魚のひとつに数えられています。
堂々とした体つきで、鱗の一枚一枚には淡青色の輝きがあることで、「スパンコールを纏った皇帝」という意味の英名が付けられています。フエフキダイの特徴そのままに笛を吹く様に突き出した形の口吻を持ち、体色は淡黄や淡褐色、目の周りには放射状の淡青色の帯が入り、頬部分には鱗はありません。また、口の中が赤いことからクチビ(口火、口美)の地方名もあります。

参考文献
TSURIHACK | ハマフエフキは磯のダンプカー?!釣り方と美味しい食べ方とは | (2022年10月20日) 2025年5月6日閲覧
ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑 | ハマフエフキ 2025年5月6日閲覧
“Spangled emperor” (2026, January 7) Spices, Government of Western Australia. 2025年5月6日閲覧