Ostorhinchus properuptus (Whitley, 1964)
耳石を見ればわかること
体長6cmの小さなテンジクダイの仲間です。スマートな体型で黄橙色の体色に白銀色の筋が縦に約5本入ります。インド・西太平洋、紅海、日本では千葉県以南に分布しており、亜熱帯海域のサンゴ礁外縁や岩礁などに生息しています。
和名を漢字で書くと金線石持です。石持(イシモチ)とは大きな耳石を持っていることから名付けられました。耳石は音の振動や体の傾きを感知する器官です。主成分が炭酸カルシウムの結晶でできており、魚によって大きさや形に違いがあるので耳石を見れば魚の種類を特定るすことができます。
また耳石は体の成長と共に大きくなり、年輪のように線が刻まれるので魚の年齢が分かります。エイやサメの仲間やマンボウを除き、ほとんどの魚には耳石があります。耳石が大きいほど聴覚や平衡感覚に優れているそうなので、イシモチは敵の察知や餌を探すために、耳石を大きく発達させたのかもしれません。

参考文献
美ら海水族館 | 美ら海生き物図鑑 | キンセンイシモチ 2025年1月26日閲覧
“Ostorhinchus properuptus (Whitley, 1964) Southern orange-lined cardinal fish” FishBase 2025年1月26日閲覧
宮城県 | 水産業 | 耳石ハンターの部屋 | (2024年10月16日) 2025年1月26日閲覧
「水族館の耳石ハンター」さくらじまの海 (2019年第23巻第1号), いおワールドかごしま水族館 2025年1月26日閲覧
魚食普及促進センター | 魚の耳石の役割は?耳石で何がわかるの? 2025年1月26日閲覧