梅雨の訪れを知らせる鳥
体長は約27cmで、森や林に棲むカワセミの仲間です。東アジアから東南アジアにかけて広く分布しています。性的二形性はほとんどありませんが、オスよりもメスのの羽色がやや明るい傾向にあります。亜種であるリュウキュウアカショウビンは上面の紫色光沢が強くなります。
繁殖のために春から夏にかけて日本に渡来しますが、中でも西表島は日本有数の繁殖地です。梅雨時に雨が降りそうになると「キョロロロ・・・」鳴くことから「雨を呼ぶ鳥」とも呼ばれています。越冬地は主にインドネシアのボルネオ島で、越冬の間は鳴くことはありません。
アカショウビンは漢字で「赤翡翠」と書きます。「翡翠(しょうびん)」はカワセミ(Common kingfisher)の別名であり、翡翠のような緑色の体色から名付けられました。ちなみにアカショウビンの英名は「Ruddy kingfisher」で背中部分がルビー色に染まることから名付けられています。何れも宝石のような体色の美しさが特徴です。
参考文献
むなかた電子博物館 | むなかたの自然 | アカショウビン 2024年9月22日閲覧
「アカショウビン」Bird Research News Vol.17 No.5 (2020年5月21日). バードリサーチ 2024年9月22日閲覧
宝島観光サイト | ブログ | 太陽の鳥 | (2018年6月18日) 2024年9月22日閲覧