横になって眠る?人気の熱帯魚
インド太平洋のサンゴ礁域に生息します。成魚は全長約20cm、30cmに達するものもいます。青・黒・黄三色の体色と高い位置にある目が特徴で観賞魚として人気があります。幼魚は黄色一色です。
ナンヨウハギはサンゴや岩の隙間に潜り込み眠ります。また人間のように横たわって眠ることもあります。岩場の影の砂上で体を休める姿はまるで死んでいるようで、魚の寝姿としては珍しいものです。
狭いところが好きで臆病な性格のナンヨウハギですが、実は毒を持っています。尾ビレの付け根の尾柄部(びへいぶ)に小さな毒針を隠し持っており、縄張り争いで威嚇する時などに使います。刺されるとかなりの痛みが伴い、患部は腫れますので飼育時には注意が必要です。
参考文献
美ら海水族館 | 美ら海だより | 【ナンヨウハギに会いに来てね♪】 | (2024年3月1日) 2024年7月13日閲覧
東京アクアガーデン | お魚図鑑 | ナンヨウハギ 2024年7月13日閲覧
Wingerter, K. A Look at the Blue Tang. Captive Bred Fish. ALFAEBARN 2024年7月13日閲覧