マダガスカルにおける鳥類の約半分が固有種です
体長約50cm、体重約1.2kg。目のまわりが赤く、後頭部にある長いふさ状の冠羽が特徴です。マダガスカル固有種であり、近年乱獲と森林破壊により成鳥の個体数は約6,700羽と減少しており、IUCN絶滅危惧種に指定されています。
標高2,000mまでの森林やプランテーションで見られます。地上性で地面を突いて、昆虫、幼虫、甲殻類、ワーム、軟体動物、魚、両生類などの餌を採餌します。
マダガスカルに生息する動物の95%が固有種です。鳥類は地形的な制約が少ないので割合は少なく、202種のうち105種が固有種となっています。固有種に比較的小型のものが多いのは、渡りをしないので、この島だけに居ついていると考えられます。マダガスカルトキも渡りはせず、一生この島で暮らします。
参考文献
BirdLife International (2016). “Lophotibis cristata”. IUCN Red List of Threatened Species. 2024年6月8日閲覧
ナショナルジオグラフィック | ニュース | マダガスカル固有の動物、陸ではなく海から渡来、議論に終止符か(2023年5月25日) 2024年6月8日閲覧
マダガスカル鳥類フィールドガイド | 山岸 哲 (編著), 増田 智久 (著), H.ラクトゥマナナ(著)(1997年11月25日発行)ISBN 4905930812 2024年6月8日閲覧