Catostylus mosaicus (Quoy & Gaimard, 1824)
カラージェリーフィッシュの意外な和名
傘径30cm、最大で40cmになります。オーストラリアの東部及び北部、フィリピン、マレー半島周辺の沿岸域に分布しています。傘を早いピッチで脈動させながらスイスイと移動する姿は独特です。ウミガメ、マグロ、マンボウ等の捕食者の減少により個体数は増加傾向にあります。
青、白、褐色など色のバリエーションが豊富なことから水族館などで飼育されることの多いクラゲです。しかし、生態は未知な部分が多く長期飼育や繁殖は難しいようです。さまざまな色は、体内に保持されている褐虫藻との共生関係に由来すると考えられており、これらの褐虫藻の地域によって色が異なります。
ちなみに「カラージェリーフィッシュ」は日本での通称であり、標準和名は「ナキツラクラゲ」、英名は「Jelly blubber」となっています。

参考文献
クラゲ屋 | ブログ | 水族館の人気者!カラージェリーCatostylus mosaicus の秘密!? | (2020年9月16日) 2025年4月20日閲覧
北里大学海洋生命科学部ミニ水族館「北里アクアリウムラボ」 | ラボ日記 | カラージェリーフィッシュ!? | (2018年2月16日) 2025年4月20日閲覧
“Jelly Blubbers in the Georges” News, Georges Riverkeeper. (2023, December 4) 2025年4月20日閲覧