Dryophytes japonicus (Günther, 1859)

環境に溶け込むアマガエルの能力

体長2.0 – 4.5cm。メスの方が大きくなります。東アジアの朝鮮半島、中国東部に分布しており、国内では北海道、本州、四国、九州及び周辺の島々に幅広く分布しています。八丈島は在来種ではありませんでしたが、今では定着しています。主に水田や水辺の植物の上、森林などに生息しており、日本人にとって身近なカエルのひとつです。

黄緑色の体色が特徴ですが、環境によって色を変えられることが知られています。アマガエルの皮膚は、表面から黄色素胞、虹色素胞、黒色素胞の三層構造になっており、通常黄緑色に見えるのは構造色である虹色素胞が緑の光だけを反射しているからです。これらの色素胞の組み合わせで、黄緑、茶色、灰色、白色と、変化させることができるのです。イカやカメレオンは神経による伝達で瞬時に変色しますが、アマガエルの変色はメラニン細胞刺激ホルモンの働きに拠るので変色には数十分の時間を要します。

さてカエルには毒を持つ種が多くいます。外国種の黄色いモウドクフキヤガエルや青いヤドクカエルなどは猛毒を持っており、鮮やかで美しい色は警告色の役目を担っています。実はニホンアマガエルも弱い毒を持っており、素手で触るとかぶれることがありますので、触った後は手洗いするのが良いでしょう。

生存のために強い毒を持つことよりも、環境に溶け込むことで外敵から見つからないように生活することを選んだのがニホンアマガエルです。

茶色に変化したアマガエル

参考文献

国立環境研究所 | 侵入生物データベース | ニホンアマガエル 2025年2月16日閲覧

BIOME | 「カエルの色が変わる仕組み」| (2020年8月31日) 2025年2月16日閲覧

小島 慧一, 松谷 優樹, 他 (2017年5月23日)「カエルはいかにして「暗がりでの色覚」を獲得したのか? -カエルがもつ特殊な視覚機能の解明-」京都大学 2025年2月16日閲覧

TBS NEWS DIG | 相次ぐ“カエル混入”なぜ?調べるとアマガエルに毒?「触ったら手を洗おう」身近な生き物にご注意 | (2023年5月31日) 2025年2月16日閲覧


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