Hippopotamus amphibius (Linnaeus 1758)

実は泳げない?カバの秘密

体長3.5 – 4m、体重2 – 3tで、ゾウ、サイに次ぐ重さを誇る大型陸生哺乳類です。アフリカ大陸サハラ砂漠以南の川や沼や湖などに生息します。

オスは単独で生活しますが、メスと子どもたちは10~20頭のからなる群れをつくって生活しています。昼間は水中で過ごすことが多く、夜になると陸地に上がって草などを食べています。水中には6分間も潜ることができ、水中で眠ることもできますが、呼吸のために5分おきくらいに無意識に浮上するのを繰り返します。そんなカバだから泳ぎが得意だと思われますが、実は泳ぐことができません。カバの体は水より比重が大きいので沈んでいまうのです。そこでカバは水中を走ることで水の中でも悠然と動き回ることができるのです。

皮膚表面を保護する皮脂腺・体温調節のための汗腺を持ちませんが、「血の汗」呼ばれるピンク色の粘液を分泌する腺があります。この粘液はアルカリ性で乾燥すると皮膚表面を保護し、赤い色素により紫外線が通過しにくくなり、細菌の増殖を抑える働きもあります。いわゆる「日焼け止め」の役割と言えるでしょう。

天敵はライオンと言われていますが、ライオンにとって楽な相手ではありません。反撃され殺されることもあります。縄張り意識が強いカバに水辺で出会った時は特に危険で、どんな相手でも構わずに突進してきます。

カバの系統図

参考文献

ナショナルジオグラフィック | News | カバの「血の汗」は日焼け止めだった | (2015年8月19日) 2024年9月14日閲覧

橋本 貴美子, 犀川 陽子, 中田 雅也 (2006)「カバの赤い汗に関する化学」有機合成化学協会誌 64 (12), 1251-1260, 2006. 公益社団法人 有機合成化学協会 2024年9月14日閲覧

エレファント・トーク | おもしろ哺乳動物大百科 | No.170 カバ – おもしろ哺乳動物大百科 115 偶蹄目(クジラ偶蹄目)カバ科 | (2015年8月1日) 2024年9月14日閲覧

TBS | 世界遺産 | 【世界遺産】実は泳げないカバ、水中でどうしてる?『世界遺産』に暮らす動物の”意外な得意技” | (2022年8月1日) 2024年9月14日閲覧


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