ハートマンヤマシマウマ Hartmann’s mountain zebra


ロバに近いヤマシマウマ

アフリカ南西部の山岳地帯に生息するシマウマで、ヤマシマウマの2亜種の一つです。体長215 – 260cm、尾長40 – 55cm、肩高120 – 150cm、体重240 – 386kg。頭部は大きく、首の下には他のシマウマには見られない小さい肉垂れがあります。これは垂れ下がった皮膚で、トカゲやウシなどにも見られるものです。

ヤマシマウマのもう一つの亜種はケープマウンテンシマウマです。彼らはアフリカ南端部に生息し、ハートマンヤマシマウマとは生息地が違うために交雑することはありません。ヤマシマウマはサバンナシマウマに比べて体の縞は、はっきりとしていて幅が狭く、グレビーシマウマ程ではないですが、縞数は多いです。また腹部には縞模様はありません。

ハートマンヤマシマウマの名はドイツの地理学者George Hartmann(1865 – 1945)にちなんで名付けられました。彼はドイツ植民地時代のナミビアで活動し、ベルリン博物館にシマウマの皮を2枚を送ったと記録が残っています。

ハートマンヤマシマウマの喉には突起がある

参考文献

Mountain Zebra – Facts, Diet & Habitat Information. Animalconer 2024年7月15日閲覧

エコチル | 【日立市かみね動物園だより】砂あび大好き!日本では珍しい「ハートマンヤマシマウマ」| (2022年4月11日) 2024年7月15日閲覧

Chilvers, Brooke. (2021, October 21) What’s in a Name?. Gray’s Sporting Journal. 2024年7月15日閲覧

Creature Feature: Mountain Zebra. THE ETHOGRAM. (2023, July 11) 2024年8月14日閲覧


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