オランダ語でヘラジカという名のアンテロープ
頭胴長(体長)オス240 – 345cm、尾長54 – 90cm、肩高オス151 – 183cm、メス125 – 153cm、体重オス450 – 942kg、メス317 – 470kg。アフリカ南部のサバンナに分布します。レイヨウ(Antelope)の仲間ではジャイアントエランドに次ぎ、2番目に大きい種です。
雄雌共に1回から1回半捻れた2つの直線的な角があり、最大で65cm位に伸びます。黄褐色の毛皮を持ち、オスは胴部分に白い細い縦縞の線が入ります。機能的な特徴として、エランドは体温を自分でコントロールすることができます。最大で7℃ほど下げることができるので、発汗を抑え、無駄に水分を失わずに済みます。そのため、体の中に水分を蓄えておくことができるので長時間水を飲まなくても生きていけるのです。
エランドはひと回り大きいジャイアントエランドと区別するためにコモン(一般的な)エランドと呼ばれることがあります。かつてジャイアントエランドはエランドの亜種と考えられていましたが、食性や見た目の違いから最近では別種とみなしています。およそ160万年前に枝分かれしたと考えられています。
参考文献
よこはま動物園ズーラシア | ブログ | 「エランド 」って、どんな動物? | (2014年11月10日) 2024年9月16日閲覧
ガジェット通信 | サバンナに住む巨体の「エランド」は牛の仲間。大きな体ながら意外な身体能力が! | (2020年9月17日) 2024年9月16日閲覧