ベトナムのキジは生きている?
全長オス約55 – 65cm、メス45 – 50cm。キジ科の鳥でベトナムの固有種です。ベトナム中央から北部の標高600mほどの湿潤なジャングルに生息しています。
農地開発や森林伐採、ベトナム戦争での除草剤の散布による生息地の破壊影響で、一時は野生で見かけられなくなり、絶滅したといわれていました。その後、1997年に再び発見されました。しかし2000年以降は再び野生での姿は発見されておりませんが、2018年に死んだメスの個体が発見されたことからまだ生息している可能性が示唆されました。それ以降発見された場所を保護区域としてカメラを設置するなどして、絶滅を回避するための野生復帰プロジェクトを進めています。
参考文献
BirdLife International Tokyo | 経団連自然保護基金:絶滅危惧種コサンケイの野生復帰 2024年9月1日閲覧