Chiloscyllium punctatum (Müller & Henle, 1838)
意外と多い?哺乳類由来のサメの名前
最大で体長140cm。東インド洋及び西太平洋の熱帯、温帯域に分布します。夜行性で鼻にある敏感な触角を使ってカニ、ワーム、その他の小さな無脊椎動物を見つけます。
混同されがちなネコザメとの違いは明確です。ネコザメはネコザメ目ネコザメ科に属するサメで目の上の瘤をネコの耳に見立てられ、この和名が付いています。どちらも幼体時は横縞模様ですが、イヌザメは成体になるにつれて縞は薄れ、完全に成長すると消えて無くなります。ネコザメはこの縞模様も含めネコに似ていますが、イヌザメの名前の由来は諸説あり、餌を求めて海底を彷徨う姿が散歩する犬の姿に似ているのが一つの説です。
他にもネズミザメ、トラザメ、イタチザメなど、サメの名前には哺乳類由来の種が多いようです。ちなみにこの中で1番大きいイタチザメで体長3mあり、危険なサメです。しかし、不気味なサメに身近な哺乳類の名前を付けるのは日本人ならではの感覚かもしれません。

参考文献
海遊館 | ブログ | イヌザメの成長 | (2023年3月16日) 2025年3月16日閲覧
中村 庸夫 『魚の名前』東京書籍 pp.39, 144
“Brownbanded Bambooshark” Florida Museum. 2025年3月16日閲覧