ブルーロックフィッシュ Blue rockfish


Sebastes mystinus (Jordan & Gilbert, 1881)

カサゴ目は消滅する?メバル類の再分類

最大で60cmになるメバルの仲間です。アラスカ州アリューシャン諸島からメキシコのバハカリフォルニア北部にかけて、太平洋北東沿岸部に分布します。浅いサンゴ礁の上だけでなく、岩礁帯、ケルプの森や深いサンゴ礁でも見られます。

体色は灰色がかった青で、濃い斑点が不規則にあります。2015年に本種からディーコンロックフィッシュ(Sebastes diaconus)が別種として枝分かれしましたが、ディーコンロックフィッシュの方が斑点が小さく容姿に違いがあります。ブラックロックフィッシュ(Sebastes melanops)とも似ていますが、ブラックロックフィッシュはサドルパッチ(背鰭の付け根部分)が暗色でやや細長い体型です。これらの魚は全てスズキ目メバル科に属しています。以前はカサゴ目フサカザゴ科メバル亜科に属していましたが、21世紀に入ってから研究が進みメバル類は科として独立しました。ちなみにフサカザゴ科はミノカサゴやオニオコゼ等、鰭や棘が発達した仲間が残り、スズキ目に再分類されました。

カサゴ目は「眼下骨棚」と呼ばれる、目の下の骨が後方に向けて伸びているという特徴を持つ魚の集まりでしたが、近年の研究で「眼下骨棚」は、いくつかの異なるグループがそれぞれ独自に獲得した一つの形質に過ぎず、起源の異なるグループをまとめただけの多系統群であることからカサゴ目という分類を廃する方向性です。

メバルの仲間ブルーロックフィッシュ

参考文献

Sebastes mystinus (Jordan & Gilbert, 1881) Blue rockfish” FishBase. 2025年3月2日閲覧

“Blue rockfish (Sebastes mystinus)” Washington Department of Fish and Wildlife. 2025年3月2日閲覧

Sebastes Cuvier, 1829″ Integrated Taxonomic Information System – Report. 2025年3月2日閲覧

TSURINEWS | ちょっと意外な魚類分類学の今 「カサゴ目」が消滅して「アジ目」がメジャーに? | (2024年5月11日) 2025年3月2日閲覧


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