アメリカバイソン American bison


Bison bison (Linnaeus, 1758)

米国を象徴する哺乳類

北アメリカに分布する大型のウシ科の動物で雄は体長2.0 – 3.5m、肩高は最大で186 – 201cm、尾長30 – 95cm、野生個体の体重は390 – 1270kgに達します。

アメリカバイソンは冬季に氷点下を大きく下回る地にも生息しています。頭部から腹部にかけて毛が密集しているのは、吹雪の時風に向かって立つ習性があり、雪風に耐えるためと考えられます。また大きな頭は深い雪の中で、大きく左右に動かし雪かきしながら歩を進めるためです。その巨大な頭を支えるために背中の筋肉が発達し盛り上がっています。

バイソン属の発祥はアジア南方にあるとされ、現生種は大別して本種とヨーロッパバイソン2種になります。本種はヘイゲンバイソンとシンリンバイソンの亜種に分かれます。シンリンバイソンの方がヘイゲンバイソンよりも大型でより原始的とされています。

しかし19世紀末の絶滅の危機を経て、バイソンとウシを交配させ、より優れた“牛肉”を作り出そうと試みがあり、交雑が進んだ結果、全てのアメリカバイソンの純血種は絶滅したと考えられています。その証拠に米国イエローストーン公園内のバイソンは家畜ウシのDNAを0.24%持っていることがわかっています。

米国では2016年にバイソン遺産法が成立しバイソンを「国を象徴する哺乳類」に指定しました。野生種を保護する一方で、家畜化も進み食肉としての活用も図られています。

参考文献

エレファントーク | No.177 アメリカバイソン – おもしろ哺乳動物大百科 121 偶蹄目(クジラ偶蹄目)ウシ科 | (2016年3月1日) 2024年9月21日閲覧

GoUSA.jp | アメリカで今なおバイソンが歩き回る場所 2024年9月21日閲覧

ナショナルジオグラフィック | ニュース | バイソンを「国の哺乳類」に指定、米国 | (2016年5月12日) 2024年9月21日閲覧

ナショナルジオグラフィック | ニュース | ”純粋なアメリカバイソン”はいなかった、「純血種保護」に衝撃 | (2022年10月17日) 2024年9月21日閲覧

Henry, Alison “How bison survive winter in the Northern Great Plains” World Wildlife Fund. WWF. 2024年9月21日閲覧

KURU KURA | 「アメリカバイソン」|第19回アニマル”しっかり”みるみる | (2021年1月15日) 2024年9月21日閲覧

農畜産業振興機構 | 月報「畜産の情報」(海外編)1999年7月 | 増加するバイソンの食肉利用(米国) 2024年9月21日閲覧


カテゴリー Category

タグクラウド Tag

Acanthuridae (10) Aqua Park Shinagawa (24) Bovidae (9) Chaetodontidae (10) Cyprinidae (21) Epinephelidae (6) Equidae (6) Haemulidae (6) Inokashira Park Zoo (6) Itabashi Botanical Garden (29) Kawasui Kawasaki Aquarium (8) Labridae (11) Pomacanthidae (7) Pomacentridae (15) Shinagawa Aquarium (17) Sumida Aquarium (34) Sunshine Aquarium (26) Tama Zoological Park (14) Testudinidae (5) Tobu zoo park (44) Tokyo Sea Life Park (71) Ueno zoo (65) しながわ水族館 (16) すみだ水族館 (35) アクアパーク品川 (24) イサキ科 (6) ウシ科 (9) ウマ科 (6) カワスイ 川崎水族館 (8) キンチャクダイ科 (7) コイ科 (21) サンシャイン水族館 (26) スズメダイ科 (15) タカ科 (5) チョウチョウウオ科 (10) ニザダイ科 (10) ハタ科 (6) ベラ科 (11) 井の頭自然文化園 (6) 多摩動物公園 (14) 恩賜上野動物園 (66) 東武動物公園 (43) 板橋区立熱帯環境植物館 (29) 葛西臨海水族園 (72) 金魚 (11)

PAGE TOP