最も高値で取引される観賞魚

全長約90cmの淡水域に生息する古代魚。原産地は東南アジアでしたが、野生ではほとんど絶滅したと考えられています。

南米のアロワナに比べて気性が荒く、観賞魚としてとても人気があり、その華麗な姿と伝説の龍に似ていることから、中華圏では龍魚と呼び、特に縁起の良い金や赤の配色のものが好まれます。原産地では養殖施設で育てられた個体のみ輸出され、高値で取引されています。多くのレストランやホテルはロビーにアロワナの水槽を設置し、一部の富裕層は自宅にアロワナの水槽を置くこともあります。魚の見た目の特徴が魚の価格に大きく影響するため、アロワナの整形サービスも登場しています。

日本では1971年に初めて輸入されました。1987に法整備が整い輸入禁止となりましたが、1994年から養殖個体が輸入可能になり現在に至っています。主にマレーシア、インドネシア、シンガポールから輸入しており、個体識別チップ挿入が義務付けられています。

参考文献

アクアライフブログ | 高価&高級な熱帯魚!100万円超えも?淡水魚の中からいろいろ紹介! | (2022年10月31日) 2024年9月21日閲覧

My TOKYO | インドネシア共和国からアジアアロワナが来園 | (2024年7月10日) 2024年9月21日閲覧

ナショナルジオグラフィック | ニュース | 量産される絶滅危惧種アジアアロワナの危険な誘惑 | (2016年7月21日) 2024年9月21日閲覧

東京アクアガーデン | コラム | アロワナの飼育方法とは!費用や難易度、注意点も初心者向けに紹介! | (2024年8月30日) 2024年9月21日閲覧

神畑養魚株式会社「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律の在り方について」資料2-1.CITES検討会資料. 環境省 2024年9月21日閲覧


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