唸り声を上げて威嚇する危険魚

ピラニアは現地のインディオの言語で「歯のある魚」という意味です。ピラニアナッテリーはピラニアの仲間で代表的な種です。

南アメリカ北部・中部の淡水の川や湖に生息します。体長20 – 30センチメートル。肉食性で鋭い歯があり、集団で大きな動物を襲う凶暴なイメージがありますが、普段は植物や昆虫、小魚を餌としており、実際には極度の飢餓状態でないと群れで獲物を襲うことは少ないと言われています。群れを作るのは捕食のためというより天敵からの防御の為です。しかし、血の匂いや音に敏感なのでむやみに近づくのは危険な魚です。

また捕食や同種間の争いなど、攻撃的な行動の際に音声を発します。吠えるような声で相手に「近づくな!」と警告を与えています。

実は臆病な魚ピラニアナッテリー

参考文献

Kastenhuber, Edda / Neuhauss, Stephan C.F. Acoustic Communication: Sound Advice from Piranhas. (2011, December 20) 2024年7月15日閲覧

サンシャイン水族館 | いきふぉめーしょん | カンディルに要注意!ピラニア以上に危険な生物とは? 現地の人々も怯えるその存在 | (2020年11月27日) 2024年7月15日閲覧

ナショナルジオグラフィック | ニュース | “吠える”ピラニア、その意味を解明 | (2011年10月13日) 2024年8月14日閲覧


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