Parupeneus ciliatus (Lacepède, 1801)
市場で見かけるオジサン
体長30 – 40cm。インド洋、西太平洋に分布する下顎に1対のヒゲがあるヒメジ科の仲間です。日本では房総半島以南に生息します。
ホウライは漢字で「蓬莱比売知」と表され、「蓬莱」とは古代中国において渤海の東にあると考えられた仙境であり、不老不死の仙人の住まう永遠の繁栄の象徴です。なぜ蓬莱と名付けられたか不明ですがヒゲを持つその姿は仙人のようです。
同じヒメジ科のオジサンParupeneus multifasciatusやオキナヒメジParupeneus spilurusとはよく似ていて総じて「オジサン」と呼ばれることもあります。尾の付け根にある暗色斑は同じですが、オジサンには第2背びれの下にも暗色斑があること、オキナヒメジには尾の付け根の暗色斑が側線を超えていることで見分けることができます。ちなみに市場で「オジサン」と表示されている多くが、ホウライヒメジだそうです。

参考文献
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 | ホウライヒメジ 2025年3月2日閲覧
もりおか歴史文化館 | 展覧会情報 | 企画展「蓬莱図をよむ -描かれた理想郷-」 2025年3月2日閲覧
ザ・豊洲市場 | 食材NEWS | 【ホウライヒメジ】よく似たヒメジ科の魚たち | (2023年3月24日) 2025年3月2日閲覧