Anoplocapros lenticularis (Richardson, 1841)
丈夫な骨板の殻で身を守る
体長30cm。オーストラリア西部からタスマニア島の沿岸部にかけて分布するハコフグの仲間です。ホワイトバードWhite barredとは白い帯のことでオレンジの体色と白い帯模様のコントラストは鮮やかです。
イトマキフグ科とハコフグ科は近縁であり、どちらも体が骨質の殻に覆われることが特徴です。ハコフグ科は体の横断面が四角か五角のものが多いのに対して、イトマキフグ科は六角形である種が多いようです。
この箱状の殻は鱗が変形した骨板が連結してできています。骨板はハニカム構造となっておりとても丈夫です。正に鎧であり、外敵から身を守るためにあります。一方では体を曲げることが出来ないので泳ぎは苦手で方向転換もできません。そんな彼らが餌としているのは底生の小甲殻類です。小さな口を使い、しばしば堆積物に水のジェットを吹き飛ばして獲物を露出させてから捕食しています。
参考文献
東京ズーネット | ニュース | ヒレしか動かせない?頑丈な鱗をもったホワイトバードボックスフィッシュ | (2017年12月15日) 2025年3月9日閲覧
国立科学博物館 | 魚さまざま | 「フグってなあに?」松浦啓一 2025年3月9日閲覧
国立科学博物館 | 特別企画展「海に生きる-くうか・くわれるか」| 第七章 食べられないための工夫 | 身を守る道具 | 体のプロテクター 2025年3月9日閲覧
“Family ARACANIDAE” Fishes of Australia. 2025年3月9日閲覧