Acryllium vulturinum (Hardwicke, 1834)

脳が小さな鳥類も複雑な社会構造を持っている?

全長60 – 72cm、体重約1 – 2kg。アフリカ中央部、東部の乾燥帯に生息します。ホロホロチョウ科の鳥類の中での最大の種です。特にエチオピア、タンザニア、ケニアではよく見られ、20 – 50羽の群れで歩き回っています。ホロホロチョウといえば主にフランスで家禽類として飼育され、市場やスーパーなどで「パンタードpintade」という名の食用肉として流通していますが、フサホロホロチョウ は高価なため食用肉としては流通していません。

フサホロホロチョウは他のホロホロチョウよりも翼、首、脚、尾が長く、成鳥は剥き出しの青い顔と黒い首をしています。後頭部には栗色のビロード状の羽毛が帯状に生えていて、 頭部とアゴ部がハゲワシ(Vulture)のように肌が露出している外観が英名の由来となっています。首から胸にかけての青・黒・白のストライプ模様、腹部から尾にかけての黒地に白の斑点がとても美しい鳥です。主に草原、林に生息しており、地上生で、主に木や草の実、芽、球根、昆虫などを食べます。繁殖期以外は20~30羽の大きな群れを作ります。優れた走力を持ち、夜間のねぐらの止まり木にたどり着く場合を除いて、めったに飛ぶことはありません。

最新の研究によると、フサホロホロチョウ は小さな脳を持つ原始的な鳥類にも関わらず、複雑な社会構造を持つことがわかりました。群れの中にいても仲間を見つけ、何百羽もの他の個体との社会的地位を把握することができる。これはこれまで哺乳類にしか知られていなかったことです。別の群れと行動を共にしても、混じり合った後は常に元の群れに戻る、つまり群れの一員が誰がそうでないか理解しているということです。

青と白のストライプが美しいフサホロホロチョウ

参考文献

辻調グループ | 連載コラム | ホロホロ鳥ってどんな鳥? | 大西 章仁 | (2007年5月31日) 2024年7月15日閲覧

天王寺動物園 | 動物図鑑 | フサホロホロチョウ 2024年7月15日閲覧

よこはま動物園ズーラシア | ブログ | フサホロホロチョウって? | (2024年7月12日) 2024年7月15日閲覧

Kearley, Susie (2023, January 3) Vulturine Guinea Fowl. Countryside Magazine. 2024年8月14日閲覧

Koumoundouros, Tessa (2019, November 7). Discovery of Birds With a Complex Society Shows Mammals Aren’t as Unique as We Thought. Science Alert 2024年8月14日閲覧


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