タンチョウ Red-crowned crane


Grus japonensis (Müller, 1766)

極寒の地での求愛ダンスは情熱的

全長102 – 147cm、翼長64 – 67cm、翼開長240cm。東アジアの湿原、湖沼、河川などに生息します。日本では北海道東部の湿原を中心に分布しており、越冬地は釧路湿原一帯に集中します。学名のGrus japonensisが示すように日本を代表する大型の鶴です。

1133年の『詩序集』に丹頂と記されたのが初めての記述とされます。明治・大正期には狩猟の対象となり、一時は乱獲により絶滅したと考えられましたが、1924年に釧路湿原で数十羽が再発見されてから、手厚い保護により徐々に個体数は回復しています。北海道の先住民アイヌ民族は「サロルンカムイ(湿原の神)」と呼び、縁起の良い動物として扱ってきました。日本でも長寿のシンボルとされますが、それは紀元前2世紀ごろの中国の書物『淮南子(えなんじ)』の中の「鶴の寿は千歳」という一節が元になっていると考えられます。実際のツルの寿命は野生種で20 – 30年と言われています。

タンチョウは求愛ダンスをする鳥としても有名です。雪原の中でオス、メスが首をくねらせ、翼を広げあう姿はとても美しく、どちらかの一方的な求愛行動ではなく、舞踏会でのダンスのように優雅で情熱的です。

横から見たタンチョウ
タンチョウは雪の上でも歩きやすいように3本の指は大きく伸びる

参考文献

久井 貴世『江戸時代の文献史料に記載されるツル類の同定―タンチョウに係る名称の再考察―』山階鳥類学雑誌 2013年 45巻 1号 p. 9-38 2024年7月28日閲覧

GetNavi web | ライフスタイル | 白銀の世界で繰り広げられる、熱い、熱い「タンチョウのダンス」って知ってる? | (2017年10月31日) 2024年7月28日閲覧


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