金魚の王様

愛好者が多く全国で品評会が行われており、改良が進んだ最高峰の品種であることから、金魚の王様と言われています。

体長は最大20cm前後になります。卵のようなずんぐりとした体つきで、背びれがなく、頭部に肉瘤があり、尾びれが水平についているのが特徴です。

蘭鋳の歴史は江戸時代から始まります。中国からオランダ商人がマルコを長崎の出島に持ち込んだのが最初です。マルコとは中国で作出された背びれのない金魚のことで、このマルコを改良し、頭の肉瘤を発達させていったのが現在の蘭鋳です。マルコは蘭鋳だけでなく、大阪らんちゅう、ナンキンという3つの品種の基となり、役目を終えます。明治になり、蘭鋳の飼育、改良は盛んになります。そんな中、現代蘭鋳の基礎を完成させたのが初代石川亀吉氏らのグループであると言われています。観魚連(後の観魚会)を立ち上げ、毎年品評会が開催されるようになり、養魚家は腕を競い合います。品評会では上見により、「形体」「色彩」「泳ぎ方」などを評価されています。

王様の貫禄らんちゅう

参考文献

らんちう宗家石川 | らんちうの歴史 2024年6月29日閲覧

伊東養魚場 | らんちゅうとは 2024年6月29日閲覧

桜錦道 | らんちゅうの総本山 らんちゅう宗家・石川養魚場レポート 2024年6月29日閲覧

金魚の王様と言われている「らんちう」の語源について | 太田和良幸 著 | (2021年3月) 2024年6月29日閲覧


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