Carassius auratus var. 24
三色キャリコ柄のスマートな金魚
明治25年(1892年)に初代秋山吉五郎がフナ尾の和金と三色(キャリコ)出目金を交配させて作出し、明治33年(1900年)に水産学者であり当時農商務省水産講習所所長の松原新之助が命名した金魚です。本来は『朱文錦』と書くそうです。
浅葱色の体色が美しく、これに朱や黒の配色が加わったモザイク透明鱗の品種です。和金に似たスマートな体型と吹き出し尾をたなびかせて泳ぐ様が優雅で魅力的です。体長は10 – 25cm。フナをルーツに持つので大きくなりやすい品種です。
20世紀初期に朱文金は輸出され、米国経由でイギリスに渡りブリストルという都市で改良して作出されたのが「ブリストル朱文金」です。その原型は1929年に誕生し、ハート型の尾を持つのが特徴です。

参考文献
桜錦道 | 金魚カタログ | 朱文金(シュブンキン) 2024年6月29日閲覧
金魚の品種(種類)カタログ | 朱文金 2025年6月1日閲覧
金魚一道 | 初めての金魚 | ブリストル朱文金(ぶりすとるしゅぶんきん) 2025年6月1日閲覧
アクアリウム辞典 | 生物 | ブリストル朱文金の特徴と飼い方 | (2018年6月2日) 2025年6月1日閲覧