Cyclopterus lumpus (Linnaeus, 1758)
腹部の吸盤はどんな時に役立つ?
最大体長60cmにもなる立派な体格からヨコヅナダンゴウオの和名が付けられています。北大西洋の両岸ひ分布しており、浅場から水深300mまでの岩礁域の海底に単独で生息しています。
体表はゼラチン質で青灰色ですが、オスは繁殖期になるとオレンジ色になります。ダンゴのように丸い体格に骨質の突起が多数あり、腹鰭が変化した吸盤で岩礁の岩に付着しています。
メスが産みつけた卵が孵化するまで1ヶ月以上の期間、卵を守るのオスの役目です。捕食者から卵を守り、尾鰭を扇子にして酸素を補給します。しばしば荒れた沖合の中で世話をするのには腹部の吸盤が役立つようです。
食用として馴染みのない存在に思ますが、実は卵はキャビアの代用品として世界中で消費されています。また廃棄されていた肉は食感の似たナマコの代用品として2008年頃から主に中国で消費されるようになりました。

参考文献
東京ズーネット | ニュース | ダンゴウオの横綱土俵入り? | (2007年4月6日) 2025年3月9日閲覧
マルハニチロ株式会社 | おさかなギャラリー | ヨコヅナダンゴウオ 2025年3月9日閲覧
“Lumpsucker” The Wildlife Trust. 2025年3月9日閲覧