Aptenodytes patagonicus (Miller, 1778)

極寒の地で生き抜くヒナたち

ペンギンの中ではコウテイペンギンに次ぐ大きさで、体長85 – 95cm、体重は14 – 18kgあります。容姿もコウテイペンギンに似ていますが、クチバシ下部、側頭部、胸上部のオレンジ色が鮮やかで範囲が広いことで区別がつきます。

ペンギンと言えば南極のイメージがありますが、18種あるペンギンの中で南極大陸で子育てするのはコウテイペンギンとアデリーペンギンのみで、オウサマペンギンは南極大陸周辺の島々で繁殖しています。

繁殖には1年を要します。巣を作らず、卵を足の上に置きメスとオス交代で温めます。卵は54日ほどで孵化し、それからはヒナが冬場を生き延びられるよう親鳥は海で餌を採ってはヒナの下に戻り、胃の中で消化した餌を吐き戻して口移しで与えます。生後5 – 6週間でヒナは親から離れてクレイシ(仏語:保育園)と呼ばれるヒナの集まりの中で生活します。多くのヒナが密集するクレイシの中で自分のヒナを見つけるために、ペンギンは声を頼りにしています。親と子がお互いの声を覚えていて、呼びかけあって見つけることができるのです。

冬の厳しい寒さの中で身を寄せ合い、親からの餌の供給も途絶えがちになりながら生き延びたヒナは春を迎えます。暖かくなり、親からそ再び餌の供給が始まり、成長したヒナは褐色の羽毛を換羽して巣立って行きます。

大きなお腹のオウサマペンギン
葛西臨海水族園の王様ペンギン
泳ぐオウサマペンギン

参考文献

ホシザキ | ペンギンライブラリー | キングペンギン 2024年10月6日閲覧

たびよみ | 【南極豆知識】南極大陸で繁殖を行うペンギンは2種類だけ! 2024年10月6日閲覧

ナショナルジオグラフィック | 動物大図鑑 | キングペンギン | (2024年1月21日) 2024年10月6日閲覧

ペンギンの達人 | 共同保育所(きょうどうほいくしょ)「クレイシ」 2024年10月6日閲覧

志賀 広望「南極と言えば、ペンギン?」日本局地研究振興会(2023年5月) 2024年10月6日閲覧


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