日本に生息する唯一のサル

頭胴長(体長)オス53 – 60cm、メス47 – 55cm、尾長オス7 – 11cm、メス6 – 11cm、体重オス6 – 18kg、メス6 – 14kg。日本固有種であり、本州、四国、九州、屋久島等の広葉樹林に生息します。種子島、茨城県では絶滅しています。北海道にいないのは津軽海峡を越えることができなかったためです。この津軽海峡には地域を生物学的に見たときにブラキストン線といわれる境界線が引かれます。ここを境に生息、生育している生物の種類が変わる線です。

屋久島に生息する亜種ヤクシマザルは170,000 – 180,000年前に分岐し、さらに遡ると、近縁種アカゲザル(アジア大陸に分布)とは500,000年前に分岐したと考えられています。

ニホンザルは日本固有種です
猿山のニホンザル

参考文献

エコチル | 【旭山動物園だより】なぜ北海道にいないの?「ニホンザル」 | (2022年4月11日) 2024年7月14日閲覧

瀬戸口烈司『ニホンザルとアカゲザルの分岐時期の再考』京都大学霊長類研究所(1986)

沖縄こどもの国 | 動物図鑑 | ヤクシマザル 2024年7月14日閲覧


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