Takifugu alboplumbeus (Richardson, 1845)
釣れるとがっかりのフグ
体長10 – 20cm。日本、中国、朝鮮半島、台湾の東アジア沿岸域に分布しています。日本では青森県から九州、八丈島、琉球列島に生息しています。日本産のフグの中で個体数が多い種ですが、沖縄県では個体群は減っており、絶滅危惧となっています。
腹部は白色で背部は緑っぽい暗色に白い斑点がいくつも入ります。また胸ビレ上部と背ビレの付け根に黒色斑があります。クサフグの名前は背部の緑暗色に由来するそうです。
クサフグは内臓と皮膚に強い毒があり、筋肉にも弱い毒を持っていますので免許を持った人しか調理できません。そんなことから、釣り人にとっては忌み嫌われる存在です。強い歯でルアーや釣り糸を噛み切ったり、やっかいな存在である上にやたら釣れるためリリースされずに防波堤に放置されることもあります。

参考文献
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 | クサフグ 2025年4月26日閲覧
美ら海水族館 | 美ら海だより | 【クサフグが仲間入り】 | (2022年7月20日) 2025年4月26日閲覧
近畿釣り情報 | かわいいクサフグを叩きつけるってヒドイ!釣り人のモラルとマナーを考える | (2024年8月4日) 2025年4月26日閲覧