観賞魚展がきっかけで絶滅?
インドのアチェンコビル川、パンバ川、チャリヤル川原産の淡水魚で、体長は10cm程です。
観賞魚として人気が高まったのはシンガポールで行われている国際的な観賞魚展「アクアラマ」で注目されたことがきっかけです。その後の10年間、インドにおける輸出観賞魚の半分以上が同種が占めるほどのブームが起きました。しかし過剰に収穫された結果、野生種は消え去り、現在は絶滅の危機に瀕している、もしくは既に絶滅していると考えられています。かつては高価な熱帯魚でしたが、繁殖が進み今では安価で手に入る存在となりました。しかし、それと引き換えに野生で生きる道が閉ざされた悲運な魚です。
参考文献
IUCN 2024. The IUCN Red List of Threatened Species. Red Line Torpedo Barb. 2024年6月23日閲覧
Denison Barb Fish Species Profile. The Spruce Pets.(2020年3月23日) 2024年6月23日閲覧