クビワペッカリー Collared Peccary


Tayassu tajacu (Linnaeus, 1758)

イノシシとどこが違う?

北アメリカ南部から南アメリカパタゴニア南部にかけて分布しています。乾燥した低木地帯から湿気の多い熱帯雨林まで、多くの生息地で見られます。体長75 – 100cm、体高約46cm、尾長1.5 – 5.5cm、平均体重約14 – 18kg、ペッカリー科現生3種の中では最も小型となります。体毛は暗灰色で、喉元には白からやや黄色みがかった首輪状の帯があるのが特徴です。

ペッカリーはイノシシと似ていますが、足の肢端形状に違いがあります。 ペッカリーの指は2本なのに対して、イノシシは4本となっています。指が少ないことで、より走行に適した形態となっています。また犬歯である牙の形状も違います。イノシシの牙は下顎にあり、長く外側に曲がっていますが、ペッカリーの牙は短くまっすぐな牙が上下にあり、互いに絡み合って顎の左右の動きを妨げています。

ペッカリーは牙をこすり合わせることで、カチャカチャという音を出し捕食者に近寄らないように警告します。また背中に油状の分泌物を出す腺をもっており、それを「へそ」に見立てて、「ヘソイノシシ」という名前で呼ばれることもあります。分泌物は独自の臭いを放つことで、仲間同士の意思疎通を図るとされています。

ペッカリーの皮革は高級品として知られています。ただしペッカリーはワシントン条約の対象種として保護されていますので、自給自足の狩猟に由来する皮革のみ流通しています。その皮革はとても柔らかく、水汚れに強く、光沢があるので、手袋などに利用されます。

ペッカリーはイノシシよりひとまわり小さい

参考文献

ナショナルジオグラフィック | 動物大図鑑 | クビワペッカリー | (2023年11月23日) 2024年7月20日閲覧

ガジェット通信 | 【ペッカリー】ヘソイノシシとも呼ばれる、南北アメリカ大陸のイノシシに似た動物 | (2021年1月7日) 2024年7月20日閲覧

東京大学総合研究博物館 | 標本は語る | 大場秀章 編 | 第2部 展示解説 動物界 | 哺乳類の多様性と標本から読み取ること | (2004) 2024年7月20日閲覧

真下商事株式会社 | MATERIAL | ペッカリー革について 2024年7月20日閲覧


カテゴリー Category

タグクラウド Tag

Acanthuridae (10) Aqua Park Shinagawa (24) Bovidae (9) Chaetodontidae (10) Cyprinidae (21) Epinephelidae (6) Equidae (6) Haemulidae (6) Inokashira Park Zoo (6) Itabashi Botanical Garden (29) Kawasui Kawasaki Aquarium (8) Labridae (11) Pomacanthidae (7) Pomacentridae (15) Shinagawa Aquarium (17) Sumida Aquarium (34) Sunshine Aquarium (26) Tama Zoological Park (14) Testudinidae (5) Tobu zoo park (44) Tokyo Sea Life Park (71) Ueno zoo (65) しながわ水族館 (16) すみだ水族館 (35) アクアパーク品川 (24) イサキ科 (6) ウシ科 (9) ウマ科 (6) カワスイ 川崎水族館 (8) キンチャクダイ科 (7) コイ科 (21) サンシャイン水族館 (26) スズメダイ科 (15) タカ科 (5) チョウチョウウオ科 (10) ニザダイ科 (10) ハタ科 (6) ベラ科 (11) 井の頭自然文化園 (6) 多摩動物公園 (14) 恩賜上野動物園 (66) 東武動物公園 (43) 板橋区立熱帯環境植物館 (29) 葛西臨海水族園 (72) 金魚 (11)

PAGE TOP