ミャンマーに生息する希少なカメ
ミャンマー(旧国名ビルマ)の固有種です。最大甲長26cm、体重5kg。黒色の甲羅に黄色の線で放射状に入った模様があります。この模様が星の形に見えることが名前の由来です。繁殖が非常に難しかったのですが、2003年に孵化に成功した台北動物園(台湾)を皮切りに、現在ではヤダナボン動物園(ミャンマー)などで積極的な保護プログラムに取り組んでおり、一時は絶滅の危機にありましたが増加傾向にあります。また、現在は少ない数ながらペットとして繁殖、流通しています。
インドホシガメとはよく似ていて、かつては亜種とされていましたが、四肢の斑が少ないことや背甲がやや細長いことなどから、現在は別種とされています。インドホシガメより丈夫で飼い易いと言われていますが、ペットととしての流通量はビルマホシガメの方が少ないです。しかしインドホシガメも2019年にワシントン条約に追加されてからは入手しづらくなっています。
参考文献
Starshells: The Burmese Star Tortoise And The Indian Star Tortoise. MAGZTER. (2017, October) 2024年7月15日閲覧
飼育情報 エキゾチックアニマル情報室 | ホシガメってどんなカメ?専門獣医師が解説する知らないといけない生態と特徴〔Ver.2〕| 霍野 晋吉 | (2024年3月26日) 2024年7月15日閲覧
臺北市立動物園 | 送緬甸星龜回緬甸-2003臺北動物園全球首度成功繁殖 | (2003年9月16日) 2024年8月14日閲覧
Star Tortoise Workshops Hosted in Myanmar. (2022, September 12). TURTLE SURVIVAL ALLIANCE. 2024年8月14日閲覧