品種改良も盛んな愛玩鳥

野生種は体長18cm、翼開長30cm、体重30 – 40g。原産地はオーストラリア内陸部であり、オーストラリア国外ではアメリカ合衆国フロリダ州に帰化した個体群が定着しています。野生種は頭部が黄色、胴部が黄緑色、背中と翼は黄色の波で縁取られた黒色です。

飼育下においては体はひとまわり大きくなります。体色は色素(黄色・スカイブルー・黒)のあるなしで変化し、およそ5,000種類以上あるそうです。代表的なものとしてノーマル(黄緑)、ノーマル(スカイブルー)、オーパリン(波模様なし)、レインボー(黄色+スカイブルー)、ハルクイン(頭部から腹部にかけて黄色)、ルチノー(全身黄色)、アルビノ(全身白色)などがあります。豊富な体色と、人間の言葉を真似する能力、飼いやすさなどで、小鳥の中で一番人気のあるペットです。

ヨーロッパでの品評会用に品種改良された大型の「ジャンボセキセイインコ」は体長が23cm以上あります。また日本で品種改良された「羽衣セキセイインコ」は巻き毛が特徴です。1850年代のイギリスから品種改良の歴史は始まり、今では世界中にブリーダーがいます。

黄色の色素がない青いセキセイインコ

参考文献

SBIプリズム少短 | お役立ち情報、コラム | 【鳥類図鑑】セキセイインコの性格や特徴、飼い方について知ろう~初心者でも分かるお世話のポイント~ | (2023年10月25日) 2024年8月3日閲覧

Budgerigar. (2024, July 18). Australian Museum. 2024年8月3日閲覧

PetSmilenews | ジャンボセキセイインコとは?セキセイインコの違いなどを紹介 | (2020年10月26日) 2024年8月3日閲覧

日本高級セキスイ保存会 | 高級セキセイの歴史 | 小関 一夫, 吉田 聰 2024年8月3日閲覧


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